囲碁十訣の後編

囲碁上達を願い基本から勉強しなおそうと思って囲碁十訣を読み直しています。


【逢危須棄】 危うきに逢えばすべからく棄つべし

危ないと思ったら捨てちゃえ、ということですか。
でもね、それは負けに直結すると思うんです。リードしてたらそういう気持ちにもなれるかもしれないですが。これも、【棄子争先】【捨小就大】と同じことを言ってるような気がします。


【慎勿軽速】 慎んで軽速なる勿れ

足早になるのは慎めということでしょう。でも、程度問題ですよね。
これは、言うのは簡単だけど実行することは極めて難しいと思います。


【動須相応】 動けばすべからく相応ずべし

相手の手に応じて適切な手を施せというはなしですから、当たり前じゃないかという気がします。囲碁十訣の6,7,8は当たり前のことを四文字熟語にしているように思います。


【彼強自保】 彼強ければ自ら保て

6,7,8は内容が薄いなぁと思いましたが、これは重要かな。

相手が強い(厚みがあるとか、絶対に死なない)状態だったら、反撃を食らわないように気をつけようということですね。 厚みに近ずくなとも言われますが、厚みが大きな地になるのは負けコースですから、厚みを削減しつつ分断されないように適切な連絡を保とうと理解しています。

 
【勢孤取和】 勢孤なれば和を取れ

これって、【入界宜緩】と同じことですよね。
どうやら、囲碁十訣は整理すると「囲碁五訣」くらいになりそうだなということがわかりました。

 

後編の5つでいうと、【彼強自保】は意識してます。相手の石がどれくらい強いのかを理解するのは私の棋力の問題です。戦いのなかで「あ、そんな利きがあったのか、じゃあこの石の攻めは空振りじゃないか」ということはありますよね。
私は戦いが好きなので相手の大石を仕留めることも多いすが、それ以上に相手の強い石に攻めかかるドン・キホーテ状態になることも多いです。