私と囲碁を打ってください

私の囲碁の話を聞いていただけますか? 

独居初期老人の囲碁についての悩みです。 

 

Dkさんのコメントをいただき始めて囲碁を打つことが面白くなってきました。 

 

局後の感想を多少なりともしながら、勝ち負けは二の次という楽しい囲碁を打ちたいのですが、囲碁友達はほとんどいません。 

強いて言えば一人いるのですが、忙しい人なのでネット碁でもなかなか付き合ってもらえません。 

野狐囲碁で誰ともわからない人と無言で打ちお別れするのではなく、知人と碁を打ってみたいという気持ちになっています。 

 

このグループの皆様でこういう年寄りのわがままに付き合ってやってもいいよ、という方がおられればぜひお願いしたいのです。 

  

以下、囲碁好き60年の私の囲碁略歴60年を書きます。 

  

60年前に囲碁を知りましたが、幼児だったので囲碁っていうのは才のある人が技を競うものだと思い込みました。 

 

父親は休日に月刊誌棋道を片手に棋譜ならべをしていた記憶があります。そういう姿から囲碁に接すると、囲碁は鑑賞するものと認識するはずです。 

 

プロ棋譜は、名画や名曲を鑑賞するようなスタンスで相当数見ています。 

解説もほとんど読まず(解説は高段者向けのものなので理解が難しいので無縁です)ただただ見ています。 

それで面白いのかと聞かれたことはありますが、相撲を稽古したことはなくても相撲を鑑賞することはできます。楽しいです。 

 

私は年齢が近いという事もあって趙治勲さんの棋譜は相当に見ています。もし、趙さんの未公開の棋譜があったとしても「これは趙さんが黒番ではないでしょうか」と言えます。 

 

ショパンピアノ曲が大好きな人なら、ショパンの未発見の曲を聴いた時「これは知らないけどショパンっぽいね」と言えるだろうという話と通じます。 

  

リアルで碁を打つのは三十数年前からです。 

 

長男が3歳の時に囲碁と将棋に興味を持ったことがきっかけでした。 

生後まもない頃から入退院を繰り返し(今は元気な29歳)ていた長男に当直の医者が五目並べを教えたら、数手先の四三を読んで勝ったことがあり看護師(当時は看護婦と呼んでいた)が「この子、天才かもしれない。五目並べのプロになれるかも」と言われました。 

 

医者は聡明でなくては困る職業ですけれど、遊びで教えた五目並べで天才を判定されては困ります。 

 

息子は、「五目並べはすぐに終わるからつまらない、なかなか終わらない遊びがいい」というので、囲碁や将棋といった遊びがあるんだよ、今度教えてあげるね、と私は言いました。 

  

妻に「どっちをすすめようか?」と聞いたら即答で「囲碁」でした。 

 

理由は簡単。 

なんでも口に持っていく三歳児の長男が間違えて呑み込んだら、碁石ならスルッと排泄しそうだが将棋の駒は大変不安だ、という事でした。 

息子とは10年位は碁盤で打ちましたが、小学校の卒業祝いで旅行した時に一気に追い抜かれました。三子で一番手直りで、コミなしの黒まで打ち込まれました。 

  

その後は時々ヒマつぶしにネット碁を打つ程度です。 

  

私が囲碁部が盛んな企業に転職してから在職中の7年余り、昼休みのザル碁を打ちましたが、会社が不祥事で大規模な業務縮小(私はリストラ)せざるを得なくなってからは、時々ネットで碁を打つだけの人に戻りました。 

  

今、外出自粛の空気が漂う東京都(池袋駅の近く)に住んでいて、感染症の拡散要因になりそうな63歳ですので、本気で自室に閉じこもっています。 

 

現在初段~三段を昇降。 

半年前は二級から二段を昇降していたので、1レべ半くらい急速にアップしたと思います。dkさんには感謝しています。 

 

63歳という年齢を考えると、このペースでガンガン昇段するとは思えませんが、70歳で四段定着を目標にすればボケ老人にならないかも、と思っています。